多くの人は、一般的に「病気」と定義される状態に至らないまでも、何らかの心理的な課題や葛藤を抱えながら生きているものです。 それらを自分でなんとか「抱える」ことができているうちは問題ないのですが、うまく折り合いがつけられなくなったときに、身体の不調や不適応の症状として表面化してくる場合もあります。

不調や症状は辛さを伴うものではありますが、一概にマイナスであるとは言えません。 自分とゆっくり向き合ったり、生き方について再考したりすることは、より良い自分への成長や自分らしく充実した生活のための、「チャンス」とも言えるかもしれません。

当クリニックで行うカウンセリングでは、来談者おひとりおひとりの抱えているものを「大切なもの」として、共に向き合い考えていきます。

具体的に、以下のような課題・お悩みをお持ちの方のご相談をお受けしています。

• 職場や家族を含む、人間関係全般についてのお悩み
• 自分の性格や思考・行動パターンについてのお悩み
• 子育てについてのお悩み
• ストレスなどの心理的問題に起因する体の不調
• 将来や死への不安　など

• 精神科や心療内科で服薬（抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬など）加療中であったり、精神療法を受けていたりする場合には、カウンセリングを受けることに関して主治医からの事前の許可が必要となります。
• 当クリニックは精神科ではないため、病態によってはカウンセリングをお受けできない場合もございます。
• 初回の問診により、他の医療機関や相談機関（精神科や心療内科の受診など）の方が適切であると判断された場合は、ご本人と相談の上で、他の機関をお勧めさせていただく場合がございます。

当クリニックでは、心理検査を実施しております。
検査目的は、制度利用のためであったり、自己理解を深めるためであったりと様々です。
ご自身の強みや弱みを理解することによって、今後の生活にどのように役立てていくか、困りごとや心配事をどのように解決していくかの手がかりになれば幸いです。

1. 発達・知能検査
   ：能力の得意・不得意をみます。
2. 人格検査
   ：性格傾向を知り自己理解を深めるもの、心のより深い部分を探るもの、ストレス時の対応の傾向を知るもの、などがあります。
3. 認知機能検査
   ：認知症のスクリーニングを行います。

• 先入観や心理的構えを防ぐため、具体的な検査名は掲載しておりません。主訴に合わせて単独もしくは組み合わせて実施します。
• 発達・知能検査については、学習効果が生じる可能性があるため、前回受検から一定の間隔をおいていただく必要があります。受検歴がある場合は必ずお伝えください。参考のために、前回のデータをご持参いただく場合もございます。
• 受検はことばでのやり取りを基本にしております。特に高齢者の方の場合、結果に影響しますので、聴力や視覚に問題がないか事前に確認をお願いします。必要に応じて、補聴器や眼鏡などをご持参いただく場合もございます。
• 心理検査は、あくまでも性格や知的能力の特徴や傾向を探る一手段であり、これのみをもって「必ず〇〇である」などと断定したり病気の診断をつけたりすることはできません。