「アビエス」とは、「もみの木」の学名“Abies”に由来します。
もみの木は、マツ科モミ属の常緑針葉樹であり、厳しい冬の寒さでも枯れずにたくましく繁茂するイメージから、ヨーロッパにおいては「生命力」の象徴とされてきました。
また、もみの木が発するフィトンチッドには抗菌作用、抗ウィルス作用がありますが、もみの木に感染症予防効果があることは古来より経験的に知られてきました。
もみの木は、日本においても固有種が存在し、東北から九州にかけて広く分布しており、古来より城郭などの建築用材として使用されたり、腐敗・酸化防止のため食品用保存箱に使用されたり、神社のお札などに利用されてきた歴史があります。
このようなもみの木の持つ特性は、患者さんたちの健康を守るクリニックのイメージにぴったりではないかと考え、名称の中に取り入れることとしました。
さらに、もみの木は温暖な地でも育ちますが、特に冬や雪といったイメージと重なるところがあり、冬になるとヨーロッパ同様寒さが厳しい一関の地で開業する当クリニックとの繋がりを感じさせるものがあるとも考えました。
ロゴマークはこうした「もみの木」をイメージしてデザインされています。
もみの木には、時に鳥たちが集まり巣を作ります。当クリニックのロゴマークにも、鳥のイラストが描かれていますが、当クリニックが、患者さんたちにとって、癒しや憩いの場所になるようにとの願いが込められています。